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合同講義-卒業生講師を迎えて

2004年8月19日(木) Vol.14

夏休み期間のライターコース、カウンセラーコース合同の講義があった。

まず、生徒達から先生へのQ&Aから始まり、卒業生からのお話があった。

卒業生Aさんからのお話では、ライター志望で学校に入ったが、当時ライタークラスが満員で、1年間カウンセラークラスを経て、ライタークラスへ。講義に来ていた某誌の編集長に原稿を読んでもらおうと送ったのをきっかけに、ライターの道に入ったそうだ。

仕事をするようになってから、カウンセラークラスでの聴く勉強がとても役立った。

学校に来ている方は、ネガティブな経験のある方もいると思うが、(例えば離婚とか)ライターにも、それは経験として活かせる。

当時クラスにいた慢性疾患を持つ方に「自分が苦しんだことや、その病でなければわからないことがある。それをネタにして書いてみたら?」と言ったが、彼女は「病気は、できることなら治りたい蓋をしたいもの。だからそれはできない」と言った。
という例を挙げ、ネガティブな経験も発想を変えれば武器になる。

同じように子供を持つこと、歳を取ることすべて経験だと話した。

そして、子供を持ったことから、子供のための金銭教育の本を書くことができた、ということだった。

彼女は今までに二冊の本を手がけた。

一冊は、主婦との対話の中で公園デビューなど主婦特有の問題を目の当たりにし、子供と朝から晩まで一緒にいるよりも、保育園に預け仕事をした経験から、保育園に預けるという方法は、子供にとっても子供同士の集団生活から学ぶ機会を持たせてあげられる。それも大事だという思いから書いたそうだ。

次に卒業生Bさんからのお話。

講義に入る前、指の体操があった。幼児の遊戯のように、歌をうたいながら手を動かしていく。

「大人になって、こんなことをしたことなかったでしょ」と話すBさん。場内(笑)

Bさんには、息子さんが3人いるが、内2人が進行性の難病である。

16年前に発覚した時、20歳まで生きられるかどうかと言われたほど重い病気であった。

しかし、今は、大学1年生と高校1年生、それぞれ病気は進行しているものの、色々な人の手を借りて学校にも通っている。

子供の難病がわかり底の底まで落ちた時、どん底だと思ったらもう落ちるところはない、そして色々と見えてきたという。

今まで友人が多かったこともあり、その友人を介して、介護のためのツテを色々と頼った。

千葉から現在の茨城に移り住んだ時、子供が学校に通えるように、議会を相手に交渉。

車椅子でも通えるよう、学校の設備を整えることにも成功した。

親や家族だけが関わることなく、行政で手を借りることにも、率先してやってきた。

子供が病気でなかったら、知らないこと、やらなかったことがたくさんあると思う。適応指導員のなったのも、子供の学校設備の時、さんざん交渉していた役所の人から声を掛けてもらったからだということだった。

今までの経験から、何かをするとき、次のことを実行しているとお話された。

  • 誠意を持って人の話を聞くこと。
  • こうなりたい、ああなりたいとビジョンを明確にしていること。
  • 目の前にチャンスが来た時、逃さぬようアンテナを張っておくこと。
  • もうだめだと思った時、もう1つ努力すること。
  • 自分の状態を、静かに波風立てないようにしておくこと。
  • やろうと思うことは、明日には持ち越さず、今やっておくこと。
  • 疲れたと思ったら、無理をしない。今いる場所から離れてリフレッシュすること。
  • 出会いを大切にすること。

短い時間でてんこ盛りであった、夏期合同講座は終わった。

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